第143回 ボジョレー・ヌーボー

NNAインドネシアが編集するインドネシアの市場に着目した週刊誌「コンサム」では毎月、NNAグループの支社がある9カ国12拠点で調査した一般商品の価格を比較する「価格ウオッチ」という企画がある。毎回、調査する商品リストを受け取ると市内のスーパーやデパートで価格を調べて報告しているのだが、前回のお題のひとつはボジョレー・ヌーボーだった。各拠点で調べたところ、一般の酒屋で流通していないのは豪州とイスラム圏の国だけだった。日本に住んでいれば11月第3木曜日の解禁日を報道するニュースを一度は目にするものの、シドニーでは話題にも上がらない。ワイン生産国である豪州は同ワインが普及する市場ではないようだ。

しかし、手に入らないとなると試してみたい気にもなる。10年近く前に一度味見しただけのボジョレー・ヌーボーはどんな味だったのか。ちょうど11月末に帰国するチャンスがあったので、酒屋をのぞいてみると、華やかな同ワインの陳列が真っ先に目に飛び込んできた。コンビニでも販売されており、バレンタインやクリスマスのようにしっかりと日本のイベントに組み込まれている。

こうして、今回の日本土産はフランスワインという奇妙な取り合わせになった。

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