第158回 McGuigan Wines
ワインの裏ラベルにはそのワインについての詳細な情報が詰まっている。製造者、販売者はもちろんのこと、どのような環境で育ったブドウを使っているとか、ワインの風味や食事の組み合わせの提案さえある場合もある。また、食物アレルギーを持つ人や菜食主義者に対して「製造過程に卵、動物性タンパク質、乳製品を含む」という注意書きを見かけることもある。しかし一体これらの原料とワインに、どんな接点があるのだろうか。 あるテレビ番組でその謎を解き明かしていた。多くのワイン醸造者が醸造過程で卵白や、水溶性ビタミンのビオチンを加えるというのだ。そうすることにより、ほどよい苦みやドライな味わいが生まれるという。番組では実際に卵白を加える様子を取材していたが、ひとつの樽に卵1個分の卵白という割合だった。 割合は微量に思えるのだが、動物性タンパク質を一切口にしない菜食主義者や菜食主義者(Vegan)には問題になるようで、インターネットで調べたところ、ベジタリアン、ビーガン用のワインは意外にも多くのワイン生産国で作られていた。身近なところでは、ニューサウスウェールズ州ハンターバレーの「マクギガンワイン(McGuigan Wines)」のブラック・レーベルもその一つ。これはただ、ワインメーカー側が菜食主義者向けにプロモーションをしているというより、菜食主義者の団体が紹介しているケースが多いようだが。
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