第424品 ミート・コーの「ビーフフリー・ミンス」

炒めたひき肉にそっくり

今回はオーストラリアの代替肉製造会社、ミート・コーの「ビーフフリー・ミンス」をご紹介します。

本誌の特集「多様化する食のかたち-フードトレンド・リポート-(第4回)」では、消費者のプラントベース食品離れを取り上げました。現在の生活コスト高により、高価なプラントベース食品に手を出しにくい状況になっています。理念よりも実利、ということでしょうか。もちろん筆者も値段の面で敬遠していたのですが、やはり売り上げが鈍ったのか、大手スーパーのウールワースが「ビーフフリー・ミンス」を値下げしたので買ってみました。

見た目は火を通した後の牛挽き肉にそっくりです。プライパンで炒めるとすぐほぐれました。本物の挽き肉に比べ脂分が少なくパサパサした印象です。

トマトなどの野菜をペースト状にしたものを加え、塩コショウで味を調えスパゲティ・ソースにしました。歯ごたえは牛肉そっくり、味もおいしくいただけました。脂が少ないことからスッキリとした食後感があることが大きな違いに感じます。メタボにも良いかもしれません。

値段は1キロ当たり18豪ドル(1豪ドル=約96円、通常時)。値下げして16.5豪ドルでした。ちなみに本物の牛肉は13豪ドルです。この違いが庶民には大きかったりします。(尋助)

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