言の葉
海外に住んでいると、和食の奥深さを痛感することがよくあります。味噌汁一つにしても、だしをどうするか、具をどうするか、味噌をどうするかなどで、全然違った料理になります。しかも、料理を引き立てる葉っぱや花などの「つまもの」、盛り付ける器も和食の一部です。こうした食文化を生み出した日本には、われながら敬意を払わずにはおれません。
そしてその奥深い文化は、食材を海外に輸出しようと奮闘する日本の食品メーカーにも見て取れます。小さな企業が生み出した優れた商品の数々には、明らかに外国産にはない、繊細な旨みがあるケースが多いです。
オーストラリアやニュージーランドでは和食ブームが続きますが、日本の食品がまだ普及途上であるのも確かでしょう。日本企業の海外進出支援をいかに手助けしていくか。弊紙としても大きな使命を負っていると思っています。
弊紙ウェルスは、おかげさまで創刊600号を迎えました。今後も有用な農業・食品情報を提供していきたいと強く思う次第です。【NNAオーストラリア代表・西原哲也】
投稿者プロフィール
最新の投稿
FROM OCEANIA TO JAPAN2025年12月12日第528品 ブラのクリーミー・クラシック
豪主要農畜産地域の降水量2025年12月12日豪主要農畜産地域の降水量 12月4日~10日
編集長コラム「オセアニア農業の歩み」2025年12月12日オセアニア農業の歩み「南半球で広がる“多国籍の食卓“」
ことの葉2025年12月12日ことの葉「間違った料理」




