QLD州の気象予報、この冬は高温乾燥
冬作物の作付が開始したオーストラリアのクイーンズランド(QLD)州はこの冬、例年より高温かつ雨の少ないシーズンとなる見通しだ。オーストラリア気象庁(BOM)の長期予報を基に、農業誌クイーンズランド・カントリーライフが伝えた。
BOMの気候学者であるミニー氏によると、QLD州の大半の地域では単月の5月と6月、5-7月の3カ月間で見た場合のいずれも、例年より乾燥する見通しという。ただ、ブリスベンを含む南東部は例外で、例年並みの降雨量になると予想された。
ミニー氏は、「乾燥する確率が高いからといって雨がまったく降らないわけではない」と述べ、5月の場合、南東部で10ミリリットルの降雨量を記録する可能性は50%以上、沿岸部のマッカイ南部やタウンズビルでは25ミリの降雨の確率が50%以上と予想した。
気温については、QLD州全域で例年を上回る見通しだ。5月と6月は内陸部を除く大半の地域で平均以上の気温となる見込みだが、南部や西部では乾燥して雲が減り、気温上昇はさほど顕著にはならないという。
AVウェザーの長期気象予報士であるバイオリ氏もBOMの予想に同調し、QLD州内陸部は例年より乾燥し、雨が得られるのは沿岸部のみになると指摘。気温については、夜間に冷え込んで日中の気温が上がると予想している。
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