3大乳業、植物由来食品進出 高価格で消費者離れも
オーストラリアの3大乳製品加工会社がそろって、植物由来(プラントベース)食品に進出する方針だ。拡大する需要を取り込むだけでなく、従来の商品よりも販売価格を高く設定できることが、企業にとって魅力になっているようだ。だが足元では消費者の生活コスト負担増加により、高い植物由来食品の買い控え傾向が出現しているほか、動物由来食品を中心事業とする大企業がプラントベース商品を販売することに、「利益優先」と反発する消費者もみられる。来年には、オーストラリア初となる培養肉の商用化が実現する見通しだ。【ウェルス編集部】