ホテル
年末にシドニーからメルボルンに車で旅行し、途中「ホテル」に泊まった。いわゆるホテルではなく、パブの2階の宿である。オーストラリアではかつて、夜間に酒を提供するためには宿泊施設を備える必要があったため、実質はパブでも形式的にホテルとして営業していたと聞く。
パブの2階に泊まるのもにぎやかで楽しそうだなと思っていたのだが、スーパーマーケットもない小さな町で、観光地ではないため、パブには地元の常連と思われる中高年男性が数人いるだけで寂しい限りだ。
経営者は80歳を超えていそうだった。ビールを頼むと5・5豪ドルだというので、5豪ドル札と2豪ドルコインを渡すと、レジまで行き、お釣りを持って戻ってきたものの、首をかしげて、「いま10豪ドル札をもらいましたかね?」
土曜の夜だというのに、店は10時半で閉店。常連客が「また明日」と帰って行った。パブの裏庭で飼っている白いオウムが「バイバイ!」と甲高い声で叫んだ。(城一)
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