パブロワ論争再び
先月のオーストラリアデーには、友人宅に家族で招待された。夕食のメーンは定番のラム肉のバーベキュー。「もう焼けたかな」「あと5分」とホストのご夫妻は真剣そのものだ。おかげで焼き加減は最高だった。
デザートはメレンゲ菓子の「パブロワ」。こちらもおいしくいただいていると、「このデザートには、いわくがあってね」とご主人。やはり来ましたね。
パブロワは、ロシアのバレリーナのアンナ・パブロワが1920年代にオーストラリアとニュージーランド公演を行った際、彼女の名前にちなんでつくられた。両国どちらの発祥かについては長年、論争が繰り広げられている。
オークランド生まれの奥さんは「ニュージーランドが本家ですよ」と譲らない。パブロワがどちらの国を先に訪問したのか聞くと、ニュージーランドとのこと。「それなら、ニュージーランド発祥ですよね」と言うと、「そうよね」と奥さんはにっこり。ご主人がアイルランド人でよかった。(城一)
投稿者プロフィール
最新の投稿
FROM OCEANIA TO JAPAN2025年12月12日第528品 ブラのクリーミー・クラシック
豪主要農畜産地域の降水量2025年12月12日豪主要農畜産地域の降水量 12月4日~10日
編集長コラム「オセアニア農業の歩み」2025年12月12日オセアニア農業の歩み「南半球で広がる“多国籍の食卓“」
ことの葉2025年12月12日ことの葉「間違った料理」




