ことの葉「15年前の経験」
オーストラリアで生まれ育った日本人の友人は、シドニーに滞在する若い日本人のために英会話教室を無償で開くなど、日本人の若者の間では頼れる存在となっている。平日はローカルの大手企業で働き、日豪の両方のコミュニティーに居場所がある彼を少しうらやましいと思ったこともある。
そんな彼にも、意外な過去があるそうだ。小学生の頃、持参した日本食のお弁当が理由で、周囲からからかわれたのだ。おにぎりののりは「黒くて汚い」、梅干しは「カビみたい」などと言われた。恥ずかしさから食べずに捨てて帰った日もあったようだ。「普通のランチにして」と母にパスタかパンを持たせてほしいと頼んだこともあったとか。
今ではのりを使ったスシロールなどの日本食がすっかり定着した。そんな経験がたった15年前にあったとは驚かされる。(鮎子)
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