やっと新装開店
ウェルス編集部わが家の近所に八百屋がある。値段はやや高いものの野菜はみずみずしく果物は色鮮やかで、客も多い。難点は店構えが全体的に古いこと。３台あるレジも旧型で、１台は壊れた画面をテープで補強していた。
そうしたところ昨年11月、店は改装のため休業に入った。屋根の上には直径３メートルほどの気球が上げられ、「12月に新装開店」との文字が掲げられた。ところが昨今の人手不足か資材難か、はたまた計画を気にしないオージー気質か、１カ月たっても作業に入った気配はない。気球だけは早々に「１月に新装開店」に切り替わった。年が明けようやく作業が始まったが遅々として進まず、気球は「２月に新装開店」に。その状態のまま時は過ぎ、２月中旬には期日の表示を諦め「近日開店」になった。
そして３月最終週、ようやくピカピカになって開店した。当初の計画から遅れること４カ月、気球は「Now Open!」に変わったが、心なしか文字が大きく、誇らしげに見えた。（尋助）
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