男たちの朝食考
最近、ブルーマウンテンの山中で男ばかり約50人と10日間集団生活を送る機会があった。肉や卵抜きの食事が提供され、朝昼晩と皆で一緒に食べるのだが、皆の朝食は非常に自分と違うんだなという感慨を強くした。
朝食は非常に質素なものだったが、固い食パンやシリアルなどいくつか選べるビュッフェ形式(聞こえはいいけれど)になっていた。今回、他国籍の男たちを見ていると、どんぶりに山盛りにしたヨーグルトに、シリアルのようなものを大量に振りかけている男や、プルーンか何かを煮たものを食べている男など、視覚的には「うわ、なんだアレ」といったものが多かった。
ご飯と味噌汁、小魚、納豆などが伝統的な日本の朝食だが、オーストラリアではそうもいかないので、個人的には果物1個と食パン1枚などシンプルなもので十分だ。十分だけど、彼らが食べているあのどんぶりを毎朝食べろと言われたら苦痛だなあ、と感慨にふける日々だった。(西嵐)
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