すき焼き店「GOKU」、シドニーに豪1号店
日本で「1人1鍋」のすき焼き専門店を展開するGOKU(東京都中央区)は11月5日、オーストラリア・シドニー中心部に海外初店舗を開業した。日本産A5ランクの黒毛和牛を使用し、注文から最短5分で提供する。今後オーストラリア国内での多店舗展開や、他国への出店も視野に入れているという。
同社の浦昂大代表取締役社長はウェルス編集部に対し、「すき焼きは時間がかかる特別な料理という印象が強く、日常的に楽しめる専門店はまだ少ない」と説明。その上で、「オーストラリアでもカジュアルなスタイルと短い提供時間で、すき焼きを日常の選択肢にすることに大きな勝機があると考えている」と話した。
ブランド立ち上げから2年間で約30店舗を日本で展開。訪日外国人観光客もターゲットに「本物の和牛すき焼き体験」を提供することを重視してきた。メニューはすき焼きのみに絞り、客1人ずつ専用の鍋で提供する。
あらかじめ具材をセットしておくことで提供時間を短縮するが、最初の肉を従業員が客の目の前で調理し、すき焼きならではの臨場感や特別感も楽しめるようにしている。途中の火加減の調節や締めの「ひもかわうどん」の調理も従業員が担当する。
和牛は、現地パートナーを通じて日本から輸入し、サーロイン、リブロース、ウデ、モモの4部位を使用している。セットメニューは75豪ドル(1豪ドル=約111円)からで、セットに付く日本米と味噌汁はおかわり自由。
■世界で通用するブランドへ
食器や内装にもこだわり、上質な日本の「カウンターすき焼き」を武器にしていく。来店客からは「日本で食べた時と同じクオリティーで感動した」「これまで食べたすきやきの中で1番おいしい」と軒並み高評価を得られている。
浦社長は、「オーストラリアは独自のワギュウ生産国であり、肉の品質に厳しい消費者と多国籍な食通が集まる市場だ」と説明。その上で、「日本ブランドというだけでは通用しない環境だからこそ、ここで評価を得られれば世界で通用するブランドになれる」と話した。
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