第224回 日本は一人で歩く?(上)

オーストラリアのスコット・モリソン元首相が、アルバニージー現政権に対して「見て見ぬふりはやめよ」と訴えている。高市首相の「台湾有事」に関する国会答弁を巡り、中国が現在、日本に対してあらゆる形で威圧を強めているにもかかわらず、オーストラリア政府は日本支持を公言せず、ほぼ沈黙を貫いていることを批判したものだ。中国からの威圧を経験した立場と、中国が最大の貿易相手という立場の板挟みで悩む労働党政権は、その外交手腕が試されると言える。【NNAオーストラリア・西原哲也】

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