自家製納豆
シドニーから約4時間ほど車で走ったタムワースの農場で獲れた大豆をいただいた。
その大豆を一晩水に浸けた後、分ほど茹でてお湯を切り、その直後に冷凍納豆を少し加えてかき混ぜる。そのカップを冷まさないよう、お湯を入れた鍋の中に浮かばせておき、軽くフタをしておく。すると、朝になったらうっすらと白い膜が張っている。納豆菌の繁殖だ。そしてしばらく冷蔵庫に入れて繁殖を抑えると、自家製納豆の出来上がり。
自分で作った(?)納豆は、実においしい。なんだか粘り気が足りないような気がするが、気のせいにしておこう。納豆菌に着目して最初に食用化した先達の日本人には頭が下がる。
ところでこの納豆、豊富な栄養分や整腸作用で知られているが、納豆菌が水源の汚泥処理や砂漠の緑化、さらには生物農薬にも活躍できるとして研究が進んでいるという。豪州やニュージーランドの農場に、納豆菌が使われる日が来るだろうか。(駑馬)
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