第36品 ネイチャーズ・ウェーのコンブチャ
ビタミン剤や粉ミルク製品など健康食品を製造・販売するネイチャーズ・ウェーが、コンブチャ(Kombucha)という炭酸飲料を出しているのを、スーパーマーケットの陳列棚で知りました。本当は「ザクロ・リンゴ味」もあるが売り切れで、棚に残っていたのは5.99豪ドル(1豪ドル=約85円、価格は調査当時)で売られた「ライム・ジンジャー味」でした。最近はジンジャー茶も愛飲しており、ジンジャー・ビール好きの筆者にとって、願ったりかなったりでした。
原材料を見ると、健康食品企業の製品だけにオーガニック栽培のサトウキビを使った砂糖の表示があり、その後に「kombucha culture」と記されていました。この時、疑いもなく「昆布茶」と考えていたことが、後で誤りだった気づくことになるとは思いもしませんでした。
自宅に帰り早速試したところ、微炭酸でライム&ジンジャー風味を薄く感じる、甘みを抑えた味でした。健康食品を好まなければあえて手に取ることもない味で、昆布のだしとの融合が醸し出す未知の味への期待が見事に裏切られた形です。
調べると、欧米圏で「kombucha」とは日本で昭和期に流行した「紅茶キノコ」のことでした。紅茶キノコをオーストラリアで味わえたことは良かったのですが、果たして健康に良いかどうかは疑問のままです。(頼徳)
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