豪産小麦のアジア輸出、ロシア台頭で競争激化

オーストラリア産小麦が主戦場とするアジア市場で、ロシア産の台頭により競争環境が厳しさを増している。オーストラリアは製パンに適した高品質小麦を安定して供給しており、中国やインドネシア、日本などを中心に主要輸出元としての地位を維持している。世界の小麦輸出に占めるシェアは例年10-12%で、豊作の年には15%近くに達する一方、安価で良質なロシア産は約20%のシェアを占め、世界最大の小麦輸出国となっている。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について