第24品 バンダバーグ・ジンジャービア
個人的に、日本からオーストラリアに初めて来た旅行者につい聞いてしまうのが、ショウガとともに発酵させた炭酸飲料「ジンジャービア」を飲んだかどうかです。
オーストラリアでは、数社がジンジャービアを製造・販売していますが、最も有名なブランドの一つが、クイーンズランド州の飲料製造バンダバーグ・ブリュード・ドリンクス(BBD)のジンジャービアです。
同社は1960年代に創業した家族経営の企業で、一時、ペプシやシュウェップスの飲料製造に注力していたものの、80年代からは同社の看板商品となるジンジャービアなど、自社ブランドの飲料製造を主力事業にしています。
同社のジンジャービアは、茶色の瓶に同社の名前やカンガルー、たるが入ったオレンジのラベルが張られたもので、価格は2.5豪ドル(1豪ドル=約83円、価格は調査当時)です。逆さまにして沈殿した成分を拡散させてから飲むのがお勧めです。味は他社のジンジャービアに比べてショウガ風味が強く感じられ、ショウガ好きにはたまりません。BBDは、近年の健康志向を反映し、ダイエット・ジンジャービアも販売しています。
また、同社はジンジャービアをはじめとするすべての製品で、グルテンフリーやカフェインフリー、遺伝子組み換え製品の無使用などをうたっています。(頼徳)
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