日本の特産物
日本の都道府県が特産物をPRするためにシドニーでフェアを開催するケースはたまにあるが、今回は和歌山県が特産の梅酒などのPRで2年連続で来豪した。
日本人としては、各県の酒や食品、調味料、菓子など多彩な特産物は見慣れているが、考えるまでもなく、こうした商品は地方独自に培った食文化の結晶でもある。そうした特別な商品が、日本では47都道府県、全国津々浦々に存在するのは驚くべきことではないかと思っている。
そこでオーストラリアに振り返ると、それらがほとんど存在しないことには逆に驚かされる。ワイナリーを除くと、田舎に行っても、どこに言ってもありきたりのカフェがあるだけのように見える。もともと食文化が濃密な国ではないので仕方ないのだが。
ただ最近はスーパーに行くと、東南アジアや日本のすしロールなどが市民権を得てきたようだ。今度は、日本の高度な食品技術の粋を集めたインスタントラーメンを普及させたいところだ。(西嵐)
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