豪で欧州料理の人気上昇、旅行に加え外食も

オーストラリアでは夏の北半球への旅行者が増える冬季に外食の予約が減る傾向にある中、今年は高級レストランの予約が増えていることが分かった。特にヨーロッパの料理で、中でもイタリアン・レストランの人気が上昇しているという。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

豪政府統計局(ABS)の統計によると、今年4月に海外旅行に出かけたオーストラリア人は85万人を超え、3月の72万5,000人を上回った。昨年4月の40万人に比べると2倍以上の伸びとなった。

また、旅行代理店最大手フライトセンターは、同社を通じて予約した旅行者の6人に1人が欧州旅行を選んでおり、欧州は人気の旅先として米国を抜いたという。国別では、イタリアとドイツ、フランスが上位10位に入っている。

一方、レストラン予約サイト「ザフォーク(TheFork)」によると、欧州旅行の人気上昇に合わせて6月にはイタリア料理店への予約が毎週、増加したという。メルボルンとシドニーにあるカジノ大手クラウン・リゾーツのレストランでも6月の予約ではイタリア料理店が上位3位に入っており、同社の広報担当者は、冬季の海外旅行者が増えている一方で、高級レストランやホテル、スパへの需要は堅調だとしている。

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