第394品 サン・エルクの粉末チキンストック

パッケージは紙製でプラスチックは使用せず

オーストラリアでは、スープのベースとなるブイヨン(ストック)といえば紙パックに入った液状のものが主流です。ただ量が多く使いきれなかったり、炒め物には向かなかったりと、日本人にとっては使い勝手が悪く、日本の固形タイプが恋しくなることも。今回は、日本でもなかなか珍しいオーガニックで無添加の粉末タイプのストックを紹介します。

サン・エルクは、家族経営のオーストラリア企業です。同社のストックは、乾燥させた有機野菜、ハーブ、スパイスを細かく粉砕して手作りされており、化学調味料を使わずに自然のうまみで味を引き立てます。原材料一覧を見ると、確かに身近な自然の食材ばかり。粉末なので、必要な時に必要な分だけ使えるところも魅力で、水に溶かせばストックに早変わり、振りかければ料理のコク出しに。リゾットや肉・魚料理はもちろん、チャーハンや野菜炒めにも使える万能調味料です。

種類は牛骨ベース、チキンベース、野菜ベースと定番がそろっているほか、腸内環境を整える食事法「低FODMAP(フォドマップ)食」に適した野菜ストックも。低フォドマップ食は過敏性腸症候群の原因特定に役立つと言われ、日本でも注目を集めていますが、実はオーストラリアのモナシュ大学の研究者が開発したものです。値段は1個11.79豪ドル(1豪ドル=約89円、価格は調査当時)。13リットル分のストックが作れるので、コストパフォーマンスにも優れています。(岩下)

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