第39回 日本の目標「2030年までに食糧自給率45%、輸出額5兆円」の達成ノウハウ(テクノロジー編:その1)〜豪州農業を参考に、目標達成のための「アグリテック」導入促進方法〜
日本政府は、2030年までに食糧自給率(カロリーベース)45%(※2022年時点で約38%)、農林水産物・食品の輸出額5兆円(※2022年時点で約1兆円)を達成することを目標としています。一方、オーストラリアは、2022年の時点で既に、輸出額は約7兆円、食糧自給率(カロリーベース)は200%を超えています。そんな中、オーストラリアでは「アグリテック」市場が急成長し、近年では10−100億円の大規模投資が頻繁に行われ、農業の発展の一躍を担っています。今回は、オーストラリアの「アグリテック」を活用した農業を参考に、日本での「アグリテック」導入促進に繋げるノウハウについて考察します。