編集後記- vol.398

日本の空港に降り立った時の「おかえりなさい」という看板、JALやANAの機内テーマソングにウルッとしてしまうのは海外在住者あるあるだと思いますが、最近はシドニーの空港に戻ってきたときの青い空にホッとすることもあります。清潔な消毒液の匂いがする静かな日本の空港は最高ですが、到着ゲートを出た瞬間のシドニーの朝日も格別です。(松子)

 

オーストラリアの空港に降り立った時の「やば、現実に戻ってきた」感はさまざまな意味を内包しています。降り立った直後から、店員のぞんざいな態度も気にならなくなりますし、自分の服装が少々汚い身なりでも構わなくなるのはあるあるだと思います。日本の緊張感は気を引き締めてくれますが、オージーの緩さも格別です。(西嵐)

 

故郷の駅に降り立った時の「あれ、こんなに静かな町だったっけ」という感覚、帰省する度に感じます。小中校生時代には賑やかだったはずの駅前が、大人になって都会に出るようになると小さな商店街だったと実感するのはあるあるだと思います。でも、今では、その静かな商店街の奥に、変わらない風景が垣間見え、懐かしさも格別です。(尋助)