編集後記・湖城の窓から- vol.448

【編集後記】

自宅で過ごす時間が増えたため、これまで敬遠気味だった面倒くさい料理を進んで行うようになりました。パスタや肉まん、アーモンドミルク、カレーなど、ゼロから作ってみると、意外と簡単で美味しく、無添加で健康的。すっかりハマってしまいました。ポストコロナの生活でも続けられるか、というのはまた別問題ですが。(岩下)

自宅で過ごす時間が増えたため、これまで敬遠気味だった読書を増やしたいと思っていますが、予想外に読書量は増えません。それもこれも、ユーチューバーのせいです。あまりに興味深い情報を提供してくれるユーチューバーが増えたせいで、登録チャンネルが30件くらいあります。読書しようにも老眼で、というのはまた別問題ですが。(西嵐)

自宅で過ごす時間が増えたため、これまで敬遠気味だった自転車の整備をいつ、だれがやるかが家族の論点となっています。親としてはこれを契機にDIYの楽しさを息子に知って欲しいと思うのですが、当の息子は「親父、面倒くさいだけでしょ」とその気なし。親の身長を超えた息子にその自転車は小さすぎる、というのはまた別問題ですが。(尋助)

【湖城の窓から】

南オーストラリア(SA)州の遺伝子組み換え(GM)作物の解禁問題にようやく結論が出ました。

ことの発端は、昨年11月に第一次産業省がGM解禁に向けて試みた規則変更を、野党労働党が拒否したこと。9月に同州を訪れたのですが、当時から州の農業に大きな影響を与える変化を、規則変更で済ませようとした同省の「手抜き」には疑問を感じていた関係者も多かったようです。

その後、改めて州政府が提出した改正法案がまたも否決され、その一方で野党案を州政府が一蹴するなど、互いに譲らない状況が続きます。SAベスト党が独自法案を提出するも、ウェットストーン第1次産業相からは欠点だらけという批判も飛び出しました。先月28日の議会では、事前に環境政党グリーンズが州政府の目指す解禁を阻止する意向を明らかにし、波乱の様相を見せていました。

そして迎えた州議会では、何と解禁の選択肢を地方自治体に与えるという超党派の合意で決着。マリナウスカス労働党首は「建設的なスタイルの野党」だと語りました。

一応の決着はみたもののどこかグレー。この侃々諤々が今度は下駄を預けられた各自治体で再現されることになるのでしょうか。(ウェルス編集長)

 

【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】

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