地声人語 - vol.564
冬の乾燥は大敵です。寒さにやられながらも布団から抜け出した朝、眠気も残り大きなあくびをした瞬間、右側の唇の端が切れました。食事の時はピリピリ痛い状態に。しばらくして治りましたが、今度は友人と話をしていて大笑いした瞬間、左側の唇の端が切れました。食べ物を口いっぱいにほおばることができる日が来るのは、まだ先になりそうです。(弥生)
冬のぜい肉は大敵です。冬はいつもなかなか運動したくないので、家に閉じこもりがち。家で食っちゃ寝していると、ぜい肉君がたちまち右の脇腹辺りにくっついていて、離れようとしません。ふと左を見るとそこにもいます。たとえ運動しても、彼らはおいそれと離れてくれない我が年頃でもあります。彼らが冬ごもりから去ってくれるのは、まだ先になりそうです。(西嵐)
冬のハゲ頭は大敵です。毛がないことで頭から体温が抜け、やたら寒がりになります。もちろん気温や寒さには敏感で、右からのわずかな隙間風を察知しカーテンに隠れた左の窓の閉め忘れを冬の冷気で気付きます。ハゲ頭での冬はもう6年目なのに、いまだに毛糸の帽子が手放せません。頭皮を鍛え寒さに打ち勝つのは、まだ先になりそうです。(尋助)