編集後記・湖城の窓から- vol.459
【地声人語】
カレールウを使わない、カレー作りに初めて挑戦しました。スパイスを多種類購入し、作ってみると味はおいしくできました。ただ作るときに、スパイスが合わさって非常に苦手な部類の香りを発することが判明し、後でアロマディフューザーを付けたり窓を開けたりと、匂い消しに奮闘しました。最後には、スパイスが大量に残りました。(花坊)
魚探知機を使わない、海釣りに初めて挑戦しました。ボートを借りていざ出発。小島の形状などを頼りに当てずっぽうでボートを停めましたが、やはりどこがポイントなのか分からず、奮闘しました。夕食用の大物ブリーム狙いでしたが、結局片手に乗るような小物3匹にとどまりました。最後には、エサが大量に残りました。(西嵐)
サドルを使わない、自転車乗りに初めて挑戦しました。というのも駅前に停めていた間にサドルだけ盗まれたから。「立ち乗りだろ、軽いゼ」なんてこぎ始めたものの、意外とキツい。いい大人がはしゃいで乗っている感もあり恥ずかしさも少し。約10 分間、奮闘しました。最後には、盗人はなぜサドルだけ?という疑念が大量に残りました。(尋助)
【湖城の窓から】
「結果は如何に?」
食品の栄養価を星の数で評価する「ヘルス・スター・レーティング(HSR)」制度。同じ商品ならやはり、星が多い方を選んでしまうのが人の子というものです。
HSRは豪・NZ政府や州政府が、業界や消費者団体の協力を受けて運営していますが、現行の評価は不正確だという声も上がっています。例えばシリアル食品は食物繊維が多いことで、大量に添加されている砂糖の減点が帳消しにされ、星の数が高くなりがち。星を表示している食品も全体の3割程度で、比較ができないという意見も。こうした点の見直し協議がようやく始まりますが、食品業界はその協議に戦々恐々としているもようです。今週号で報じているように、乳業界は一部のチーズが星1つになる可能性を危ぶみ、オレンジジュース業界は砂糖の含有量を理由に星2つ半に引き下げられることを懸念しています(第450号で掲載)。また、食品メーカーは強制参加という可能性もあるようです(同第423号)。
さて、協議は本日17日に開催の予定。関連する業界も多く、私たちの消費行動にも大きく関わるこの問題。注目です。【ウェルス編集長】
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
小麦収穫率で2度目のギネス世界記録を達成したNZの穀物農家。肥料は何を使ったのでしょうか?(答えは記事中に)