地声人語 - vol.591
■3月と言えば年度終わり。わが社には毎年、学期末を利用した大学生のインターンが来ますが、会社に炊飯器があり、彼らに軽い昼食を提供しています。どの学生も大抵金欠なので、ご飯と生卵、納豆、味噌汁だけでも十分のようです。ついでに柴漬けも冷蔵庫の奥底にしまってあります。(北風)
■3月と言えばお彼岸。わが実家は熱心な仏教家系ではないですが、昨年、ウン百万円で亡くなった父親の仏壇とお墓を買いました。お彼岸でお墓参りにも行きたいですが、外国にいるとなかなかかないません。生前は反発ばかりでしたが、親への思いはいつも胸の奥底にしまってあります。(西嵐)
■3月と言えばひな祭り。わが家には日本から持ってきたひな人形がありますが、引っ越しを繰り返すうちに、着物は裂け片手はもげ、頭は明後日の方向を向いています。今年の節句も出さずに過ぎつつありますが、いつか骨董品として価値が上がると信じ、クローゼットの奥底にしまってあります。(尋助)