第76回 人種による味覚センサーの違いと日本農産物輸出戦略

※本稿は第71回の記事の続きです。

多くの方がご存じのとおり、日本人にとって「おいしい」と感じる味が、世界のどこでも同じように受け入れられるとは限りません。科学的な研究では、甘味・酸味・辛味・旨味・苦味といった基本的な味覚の感度が、人種ごとに異なることが示されています。つまり「味覚の普遍性」は存在しないという現実があり、日本の農産物を輸出する際には、この点を理解しておく必要があるかもしれません。

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