ことの葉「コンビニのおにぎり」
2年ぶりに日本に帰国し、最初に足を運んだのは「コンビニエンスストア」だった。食べ物から文房具、衣類まで揃う、筆者にとってはまさに夢のような場所。テーマパーク気分を味わっていた筆者を現実に引き戻したのが、おにぎりの価格だった。
かつて貧乏学生や庶民の味方だったおにぎりが、今や150円超えが当たり前。どうやら、ノリや米の価格高騰が響いているらしい。あるコンビニでは今年、おにぎりの体積を増やし、具にも高級感を出して価格を1割上げたそうだ。220円のサケのおにぎりは「高いな」と思ってしまい、どうにも手が出せなかった。
シドニーに戻ってきて、あらためて安価で美味しい食事の選択肢が限られていることを痛感。ランチの予算を10豪ドル(約980円)に設定し、町中を歩き回った結果、筆者の手には4.5豪ドルのコンビニのおにぎりが握られていた。(鮎子)
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