第187品 トム・アンド・ルークのスナックボールズ

「二重の優しさ」に当たりの食品です

ニュージーランド(NZ)の首都ウェリントンを拠点にする食品メーカー、トム・アンド・ルークの成り立ちはなかなかユニークです。個人トレーナーのトムさんは、自分が運動指導する顧客の食べている物を見るたびにがっかりしたとか。砂糖がたっぷりの加工食品で、添加物が多い割には栄養価が低かったそうです。そこで、シェフのルークさんに相談したところ、健康に良い食品を添加物なしで作れるとの答えを得ることができただけでなく、話のなりゆきで2人をブランド名とする食品メーカーを設立することに至ったそうです。

同社は現在、運動時に手軽に食べることのできるスナックバーなどを販売しています。原料は、農業国でもあるNZの農産物をふんだんに使っています。NZだけにとどまらず、市場を広げたい同社は、オーストラリアでも製品販売を始めています。

また、一口で食べられるサイズのスナックボールも開発しています。今回紹介するスナックボールは、オーストラリアでは3豪ドル(1豪ドル=約79円)で販売されているソルテッド・キャラメル味です。空腹だったこともあるかもしれませんが、優しい口当たりと優しい甘さと二重の優しさに、久々に「当たり」と感じた食品でした。(頼徳)

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