第185品 ジュースブラザーズのオレンジジュース

いかにも老舗っぽいデザインにしたのはさすがです

さほど喧伝されていないように思いますが、オーストラリアは世界に冠たるフルーツジュース大国でしょう。果物をそのまま搾ったジュースを提供する小売店が街中やショッピングセンターで普通に見られることを思えば、さもありなんかもしれません。

当然、大手ブランドではない中小のジュースブランドもたくさんあります。今回紹介するのは、その中で最も愛国的と言っても過言ではないザ・ジュース・ブラザーズのオレンジジュースです。砂糖や合成着色料、保存料は使用しておらず、濃縮還元でもありません。さらに、ニューサウスウェールズ(NSW)州リートン産のオレンジを100%使うことに特化したジュースだとうたっています。ほかに、「アップル・ナシ・ブルーベリー味」など計5種類のジュースがあります。果肉も多すぎずほどよく含まれていて、後味もさっぱりしています。

もともと、1973年に肥沃なフルーツ産地であるリートンという地域で、2組の兄弟がジュース工場を立ち上げたのが始まりだったとか。オーストラリア人消費者はこういうアウトバックに郷愁感を感じていて、そうした農家のサクセスストーリーが大好きです。

大手スーパーで売られており、価格は1.5リットル入りで7豪ドル(1豪ドル=約80円、価格は当時)とやや高めですが、産地が近いことを思えば多くの消費者がファンになるのではないでしょうか。(西嵐)

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