第123品「メンツのチョコハニーコム」
広大な国土を持つオーストラリアでは、全国各地を網羅する物流が日本ほど発達しておらず、また地域と密着して行う農業が主要産業であることから、各州では地元の食品会社を応援する動きが活発です。今回ご紹介するのは、南オーストラリア(SA)州グラインドを拠点とする老舗製菓、メンツ(Menz)のチョコハニーコムです。
メンツは創業が1850年と、1901年に樹立したオーストラリア連邦国家よりも長い歴史を持っています。同社はSA州で広く親しまれており、同州の食品業界や家族経営ビジネスを表彰する各賞で殿堂入りを果たしています。
チョコハニーコムは、ハニーコムという、気泡が多く見た目がハチの巣に似ていることから名付けられた、オーストラリアの定番のお菓子をチョコレートでコーティングした製品です。100グラムからさまざまな内容量で販売されており、400グラム入りのものは4豪ドル(1豪ドル=約88円、価格は調査当時)です。
メンツの製品はコールズやウールワースといった全国展開の大手スーパーを通して販売されているとのことですが、SA州以外では余り目にすることがないので、お土産にお勧めです。ただ、チョコハニーコムには本物のハニーコムを使用している一方で砂糖もかなり加えられているようで、甘みが強く、さらに中身の1個ずつが日本のお菓子に比べるとかなり大きめです。(梅枝)
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