第572品 デイルズフォード・サイダーの「ワイルド・オーク」

ワイルド・オーク(左)は、リンゴの果皮に存在する野生酵母で発酵させた後、オーク材を使って熟成

夏が近づくと、恋しくなるのが冷えたお酒。甘党の筆者は、特にサイダー(シードル)が好きで、普段は甘く爽やかで有名な「サマーズバイ」を飲みます。今回は、メルボルンから少し足を延ばした先のデイズフィールドで見つけた一味違うサイダーを紹介します。家族経営の醸造所、デイルズフォード・サイダーが手がける「ワイルド・オーク」です。

2024年物の「ワイルド・オーク」は、2025年の全国品評会「オーストラリアン・サイダー・アワード」で、最高賞の「ベスト・イン・ショー」をはじめ、オーストラリア産サイダー部門と伝統的サイダー部門の最高賞を獲得しました。

同醸造所は2003年にリンゴの栽培を始め、現在は英国やフランス由来の伝統品種19種類を有機栽培しています。搾りたてのリンゴ果汁を使った伝統的な製法にこだわり、12種類以上の商品を展開しています。

受賞商品のワイルド・オークは、野生酵母で発酵させ、オーク材で熟成させたサイダーです。飲んでみると、タンニンによる渋味と樽由来の複雑な風味が特徴的で、リンゴを使ったワインを思わせる奥深さがありました。

甘党の筆者は、「スイート・コペン(Sweet Coppin)」も気に入りました。リンゴの果実感が強く、やや甘口で、爽やかな発泡感が楽しめました。

同醸造所は農園内に試飲施設やレストランを併設し、地元の食材を使った料理も提供しています。この夏、週末に訪れてみてはいかがでしょうか。(鮎子)

投稿者プロフィール

ウェルス編集部

公式SNSをフォロー