第521品 スナッカチャンギのポテトチップス

1940 ~ 50年代に流行した娯楽雑誌からインスピレーションを得たそう

ニュージーランド(NZ)で売られているさまざまな種類のポテトチップスの中でも、レトロな大衆娯楽雑誌風の派手なパッケージでひときわ目を引くのが、スナッカチャンギのチップスです。

スナッカチャンギは、NZのコメディアン、リー・ハート氏が創業しました。パッケージには、「1694年の創業以降最も信頼されているチップス。フリーレンジの特別なポテトを1つ1つ手作業で、左から右に皮をむき、右から左にさっとスライス。コーデュロイのパンツよりも彫りの深いギザギザカットを実現した。ディップソースにつけても割れないように耐久試験実施済み」……と熱心に説明がありますが、実はこれ、デタラメだらけ。ちゃっかりディスクレーマーには「話半分に受け止めてね」とあります。

実際は、テレビ番組の合間に暇を持て余したハート氏が2016年、SNSに「ビールブランド立ち上げを検討中」と投稿したことが拡散し、撤回せざるを得なくなって本当にビールブランドを設立。ビールの販促に役立てるため、チップスも作ってしまったということです。

NZでは、チップスの定番の味といえばサワークリーム&チャイブ。今回はこれにオニオンを加えた同社独自の「サワークリーム&チョニオン」を試してみました。ギザギザカットと硬めの食感で非常に歯ごたえが良く、「パッケージに書いてある説明は本当だったのかな?」なんて錯覚も。オーストラリアのスーパーマーケットで見つけた際の価格は1袋5豪ドル(1豪ドル=98円)で、ユーモアたっぷりのパッケージに思わず手が伸びてしまうはずです。(岩下)

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ウェルス編集部

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