第357品 ウィッタカーズのミルクチョコレート
オーストラリアのスーパーで驚くことの一つが、商品棚の上から下までずらっと並ぶチョコレートの種類の多さです。光沢のある紫色の包装紙のキャドバリーは、大手チョコレートメーカーとして有名ですが、今回はキャドバリーのライバル企業、金色の包装紙でおなじみのウィッタカーズのミルクチョコレートを紹介します。
ウィッタカーズは1896年創業のニュージーランド(NZ)のチョコレートメーカーです。しかし創業者のウィッタカー氏は、英国生まれ。カカオの開発に参加していた同氏は1890年にNZのクライストチャーチに訪れ、チョコレートの製造と販売を開始しました。戦後に同氏が亡くなった後は息子と娘たちに引き継がれ、その後も3代目、4代目へと同氏のチョコレート製造事業は引き継がれています。同社は11年連続でNZで最も信頼されているブランド1位を記録しています。
ウィッタカーズでは、ガーナで生産されたカカオをNZに輸送し、同地のクリーミーな牛乳と混ぜ合わせ、スムーズなチョコレートを製造しています。定番のミルクやダーク、ホワイトに加え、アーモンドやピーナッツバター、キャラメルが入ったものなど、さまざま種類のチョコレートを展開しています。1枚250グラムとずっしりサイズで、価格は5.5豪ドル(調査当時、1豪ドル=約94円)。コールズやウールワースなど地元のスーパーで購入可能です。(弥生)
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