第81回 豪州産青果は日本でどうすれば売れるのか ~高齢層主導市場が変える輸出戦略~
オーストラリア産の青果は、日本市場で安定した信頼を確立しています。安全性への評価は浸透し、供給の安定性も高く認識されているほか、品質面でも一定の水準が維持されています。しかし、売上高が堅調な商品がある一方で、期待された回転率に届かない商品も見られます。この違いは品質だけでは説明できません。背景にあるのは、日本市場の高齢化です。注目すべきは人口構成ではなく、購買行動の変化です。誰が市場を支えているのか。どのような基準で商品が選ばれているのか。この視点を欠いたままでは、売れる条件は見えてきません。




