第509品 ウマミ・パピのチリオイル

激辛やエッグマヨネーズの商品も展開

ウマミ・パピ(Umami Papi)は、オーストラリア・メルボルン発の調味料ブランドです。看板商品は、「ウマミ・パピ・チリオイル」です。玉ねぎやにんにく、クミンやシナモンなどのスパイスを丁寧に調理して作られており、豊かな旨味と香ばしさを感じられる一品です。

ヴィーガン対応、グルテンフリーで、健康志向の消費者からの支持も得ています。炒め物や麺類、サラダなど幅広い料理に「旨味のパンチ」を加えられるのが最大の魅力で、筆者はうどんなどの和食にアクセントとして加えています。

ブランドの誕生は、新型コロナウイルス流行によるロックダウン(都市封鎖)期の2020年。自宅に閉じ込められた生活の中で、創業者のイーサン・ヨン氏にとって、「食と向き合う時間」が日々の小さな楽しみとなっていったそうです。ヨン氏が食への情熱を活かし、趣味として自宅で開発を始めたのがチリオイルでした。

当初は、週末に数瓶を作って友人や家族に配っていたそうですが、交流サイト(SNS)で紹介すると大反響に。本格的に商業用キッチンを借り、ブランドとしての活動をスタートさせたそうです。

ロックダウン期の逆境を逆手に取った挑戦は、多くの共感を呼び、急速に支持を拡大しました。商品は1瓶(225グラム)14豪ドル(1豪ドル=約96円)で、高級食料品店や「コールズ・ローカル」などで販売されています。(鮎子)

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