第443品 ベーレンベルグのジャム
気が付けばジャムはもう何年も口にしていない、という人もいるのではないでしょうか。今回は辛党の大人にも十分楽しんでいただける高品質なベーレンベルグ(Beerenberg)のジャムを紹介します。
南オーストラリア(SA)州を拠点とする同社は、1839年に現在のドイツ北部のプロイセン王国から移住したパーチ一家が始めた農業が起点です。同社を象徴するジャムの製造は第5世代のグランドさんが開始し、自社農場「ベーレンベルグ・ファミリー・ファーム」で育てた作物を原材料にしています。農場は一般客にも開放し、今で言う観光農園の先駆けとなりました。
ビジネスは順調に成長し、今ではドレッシングや調味料など商品数は100点以上に拡大しています。
また、主力のジャムはカンタス航空の機内食として採用されたほか、州政府の後押しもあり、SA州を象徴する9つのブランドの1つとして米国の高級スーパーのセントラルマーケットでも販売されています。
食べてみると果実の爽やかな酸味が前面に出た、甘すぎないスッキリとした味わいのジャムです。紅茶に入れるとアロマが引き立ちます。価格は7ドル(調査当時、1豪ドル=約100円)。全国のスーパーで。(尋助)
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