湖城の窓から「伐採停止、打撃は一般消費者にも?」
ビクトリア(VIC)州が原生林の伐採停止を決めたことで、林業界や製紙業界だけでなく一般消費者にも直接的な影響が出ると予想されています。
VIC州政府は今年5月、裁判所が州営林業企業ビクフォレスツ(VicForests)に対し、森林に生息する動物の保護施策が不適切として一部地域の伐採を禁じたことで、2024年までに原生林の伐採を停止する計画を発表しました。これを受け製紙会社オパールが包装のコア事業に集中することを決めるなど、州のビジネスに対する影響は大きいとみられています。
それだけでなく、州内の26万戸以上の世帯に対し4万2,000立方メートルの暖炉の薪が不足する可能性も浮上。VIC州政府が傘下会社を通じタスマニア州の木材を買い入れているという批判も広がる中で、今後は隣のニューサウスウェールズ州の薪も価格が上昇するとみの予想もあります。VIC州内の薪在庫は年内に払底するとみられています。
消費者にとっては今年、平均電気料金が1,632豪ドルから2,026豪ドル(1豪ドル=約95円)に値上げされた中、さらにエネルギーコストの押し上げ材料が増えた形です。
林業市場情報企業インダストリーエッジは、伐採停止がVIC州経済に7億豪ドル近い打撃を与えると予想しています。(編集長)
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