第124品 「マザーアースのクランチー・ナチュラル・ピーナツバター」

どろりとした形状で、味はコクがあります

今回紹介するのは、ニュージーランド(NZ)ブランド「マザーアース」のクランチー・ナチュラル・ピーナツバターです。NZが本社で、オーストラリアのハミルトン島で生産するという、まさにオセアニア特産の典型のような商品です。

マザーアースの親会社は、NZ企業らしく、天然のいい素材を使う方針で近年に急拡大したナッツ・菓子メーカー、プロライフフーズです。

マザーアースはハチミツやピーナツの商品群を多く取りそろえています。このピーナツバターは、オーストラリア産の高オレイン酸ピーナツを使い、人口保存料や砂糖なども含んでいません。形状はどろりとした流動的なジャムのようで、パンに塗る通常のピーナツバターをイメージしていますと、やや面食らいます。砂糖が入っていない分、パンに塗るには最初は物足りない気もしますが、逆にピーナツバターを使う料理やスプレッドなど、多様に利用できるでしょう。味にコクがあり、慣れるとほかのピーナツバターが邪道に思えてくるかもしれません。

こういう商品は、おそらく甘さになれたアジア市場ではなかなかお目にかかれないでしょう。380グラム入りで小売価格は5豪ドル(1豪ドル=約88円、価格は調査当時)なので、ほかの商品と比べても決して高くはありません。(西嵐)

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