第473品 ディスイズアスのサワードウ・クランペット

もっちりした生地が特徴

オーストラリアのパンといえば、酸味のあるサワードウブレッドが人気です。そしてオーストラリアの朝のパンといえば、パンケーキによく似た、表面にぽつぽつと穴が開いたクランペット。今回は、そんなオージーの大好物を組み合わせた、サワードウのクランペットを作るベーカリー、ディスイズアス(This is Us)を紹介します。

ディイズアスは、新型コロナウイルス流行中の2020年に創業。ロックダウン(都市封鎖)による自宅時間が増え、消費者の行動やし好が劇的に変化した当時は、保存料不使用の原材料、サステナビリティー(持続可能性)、透明性、地元生産などに注目が集まり、健康的で質の高い家庭での食事体験を求める人が増えたといいます。同社はそこに商機を見いだし、100%国内産のプレミアムなクランペットやイングリッシュマフィンを、ニューサウスウェールズ州北東部のタムワースで育てられた小麦を使って作っています。

サワードウは世界で最も伝統的なパン種で、イーストを使わずじっくり自然発酵させるため健康的。ただ独特の風味があるので、白くて甘い食パンが主流の日本ではその味が苦手な人も多いです。ディスイズアスのクランペットは、クセが強くないので食べやすくサワードウ初心者にはもってこい。価格は4つ入りで7.69豪ドル(1豪ドル=約100円)。ちなみにクランペットのおいしい食べ方は、当コラムの第203品「ティップトップ・フードサービスのゴールデン・クランペット」をご参照あれ。(岩下)

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