シャンメリー

シドニーで23〜25日、国内最大級の食とワインの祭典「グッド・フード&ワイン・ショー」が開催された。100件以上の出展者が一堂に会し、試飲や試食ができる。今年は新型コロナ関連の規制もなく、会場は年末のデパ地下さながらの大盛況。ワインに酔っているのか人混みに酔っているのか分からなくなるほどだ。

ワインが人気なのはもちろんだが、ノンアルコール飲料メーカーのライアーズのブースが広く陣取っていたのが印象的だった。本誌でも16日付トップで報じたように、ノンアル飲料は特に健康志向の若者の間で人気が広がっている。

筆者も同社のアルコールゼロのスパークリングワインを試飲してみた。どこか甘く懐かしい味わいに覚えがあり、記憶をたどる。そうだ、子供の頃クリスマスパーティーで飲んだシャンメリーだ。昭和22年に誕生した日本独自の古き良きシャンメリー、流行が巡り巡って今こそ南半球に商機ありか。(岩下)

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