編集後記・湖城の窓から- vol.457
【地声人語】
寒さが増してどうにも出不精になっています。せっかくコロナが収束傾向にあるので、経済活性化のためには今こそ外出するべきです。モリソン首相は感染大流行中の経済活動停止を「ハイバネーション(一時休止)計画」と呼んでいました。でも、私たちは今後文字通りハイバネーション(冬眠)入り、しないようにしたいものです。(岩下)
デジタル化が増してどうにも筆無精になっています。しかし頭を活性化するために今こそ手書きの筆記に回帰するべきです。そのため先日、昔お世話になった日本にいる知人にカードを送ってみました。届いたかどうかさえ分かりません。でも、ああ今頃届いたかな、返事をくれるかなあというこのアナログ的感覚、忘れたくないものです。(西嵐)
体重が増してどうにもで無精になっています。いやデブ性です。うわ、こんな出だしはありがちですし、言葉選びも問題があるので変更するべきです。そう言われましたが気に入ってしまった言い回しは撤回し難く。近ごろ年を取るごとに頑固になる傾向があるようです。でも、そんな言い訳はせず、もう少し柔軟になりたいものです。(尋助)
【湖城の窓から】
「猛者求む」
一時沈静化したように見えたコロナも、ビクトリア州で再び拡大しています。 景気低迷の影響を避けられず、人員整理を実施した農業・食品会社は大手でも枚挙に暇がありません。
そんな中、東部州最大の穀物商社グレインコープが、今月から大々的な人材募集を始めました。何とその数3,000人。今年度の東部3州の穀物生産量が、10年平均を2割も上回るとの予想を受けた措置です。経験不問で研修中も給与支給となかなかの好条件のよう。ただ、スケジュール次第で土日出勤、夜間の勤務も有り。シフトによっては10時間労働で2リットル以上の水を持参、との注意書きが気になります。極め付けに職場は土埃、騒音、高気温、熱でチャレンジングな環境だとの明記も。「経験問わず。でも猛者来たれ」と言っているような気がしてなりません。
もしかするとこれはいわゆるブラック企業?でもあらかじめ通知しているのでホワイト企業?いずれにせよ経済活性化のために沢山の若者を雇用して欲しいものです。【ウェルス編集長】
【ウェルスのトリビア ~今週の紙面から~】
2011年の生体牛輸出禁止措置をめぐる裁判で、オーストラリア政府に賠償支払い命令が出ました。それに対し、モリソン首相はどのような意向を示したでしょうか?(答えは記事中に)