NNAオーストラリア社長、オセアニアのニュースを斬る!

有為転変
第215回 100kmという艱難新着!!

オーストラリアに住む日本人女性の友人が、100キロメートルのマラソンを21時間で完走した、と目を輝かせて聞かせてくれたのは約1年前のことだった。それも平たんな舗装道路ではなく、急峻(しゅん)な坂道だらけのブルーマウンテン […]

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第214回 優先順位記載方式という破壊力

オーストラリア連邦総選挙で労働党が圧勝したことで、保守連合(自由党・国民党)が完膚なきまでに壊滅させられる実態を垣間見ている。前回3年前の総選挙でモリソン首相(当時)率いる保守連合が大敗した際も、保守連合の地方組織の崩壊 […]

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第213回 自由党と自民党

今回のオーストラリア連邦総選挙で労働党が地滑り的勝利を果たしたのを目の当たりにして、3年前(2022年)の前回の総選挙後に抱いた感覚を思い出した。当時は保守連合(自由党・国民党)政権が9年続き、新型コロナウイルスで疲弊し […]

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第212回 オーストラリアの選挙はどうなっているのか(その4)

オーストラリア連邦総選挙の投票が、あす3日に全国で実施される。今回の選挙は、高騰する生活費と住宅不足対策という2大争点に絞られている。中国をにらんだ安全保障や、原子力発電の是非を巡るエネルギー政策も争点ではあるが、少なく […]

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第211回 オーストラリアの選挙はどうなっているのか(その3)

オーストラリアの連邦議会では、日本の衆議院に当たる下院(House of Representatives)の議員数は151人で、参議院に当たる上院(Senate)は76人であることは前回説明したが、投票のシステムはそれぞ […]

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第210回 オーストラリアの選挙はどうなっているのか(その2)

オーストラリア連邦総選挙が日本と比べて異なる特徴的制度の1つに、有権者の投票が法律上で義務化されている「義務投票制」を採用していることが挙げられる。正当な理由もないのに投票に行かなかった場合、20豪ドル(約1,900円) […]

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第209回 オーストラリアの選挙はどうなっているのか(その1)

オーストラリアで5月3日に約3年ぶりに実施される連邦議会の総選挙まで、あと1カ月を切った。下院(House of Representative)の全150議席と、上院(Senate)の全76議席のうち約半数の40議席を選 […]

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第208回 インフルエンサーを重用するオーストラリア

オーストラリアの労働党政権が総選挙実施日を5月3日にしたのは、先に発表した新年度予算で所得税減税をサプライズ的に盛り込み、その歓迎ムードが冷めやらぬうちに総選挙になだれ込みたかったのだろうと思われる。そうした与党政権の戦 […]

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新着
第207回「トランプ恐慌」と中国(下)

(前編はこちら) それに先立って、クック諸島のブラウン首相は北京を訪問しており、経済協力や開発プロジェクトに関する協定など、中国との3つの協定に調印している。クック諸島はニュージーランド(NZ)との自由連合協定を維持し、 […]

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第206回「トランプ恐慌」と中国(上)

米トランプ大統領による、同盟国でも構わず一律に関税引き上げを決めたり、ウクライナを侵略したロシア寄りの発言をしたりといった傍若無人な政策を見ていると、同大統領自身が今後、世界の経済や社会情勢に、大混乱をもたらすのは間違い […]

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