第104品 「Proud & Punchのアイスバー」
ウェルス編集部
柔らかな雰囲気を醸し出す手描きイラストのパッケージ
これまではオーストラリアのアイス売り場は圧倒的にバニラやチョコレート、キャラメルなどクリーム系が多く、果汁ベースの甘酸っぱいアイスキャンディーは少なかったのですが、最近は乳製品を使わないバーアイスが少しずつながらも増えてきたように感じます。
その中でも存在感を放っているのが、2016年に新発売された「Proud＆Punch」シリーズ。1907年に創業されたオーストラリアで最も古い食品企業の一つであるアイスクリームメーカー「ピーターズ」の新ブランドです。価格は450ミリリットルの6本入りで8豪ドル（１豪ドル＝約86円、価格は調査当時）と、同社の他のアイスキャンディーと比べると高めの価格帯です。
繊細なパッケージイラストに反して、砂糖や着色料などは一切使わず、果汁を冷やして固めただけ！という豪快な製法の商品。原料も、リンゴなどの果物をベースにしつつも、ビートルートやショウガ、ホウレンソウなど野菜も使用しており、食べる野菜ジュースと言っても過言ではありません。
味はほど良い酸味と控えめな甘さの優しい味で食べやすいのですが、歯が折れそうになるほど硬いのが難点。解凍しても柔らかくなるのではなく表面から一気に果汁に戻ってしまうので、気合いを入れて食べるしかないようです。（松子）
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