第42皿 ワトル「種をまきましょう」

生地に練り込まれているのでよく見えない、上はトリュフ

「ガラスの靴で踊るミモザ~」という日本の有名歌手の歌詞でもおなじみのミモザ、オーストラリアではワトルと呼びます。

ワトルは、オーストラリア固有の植物で1,000以上もの種類があるそうです。その中でも「ゴールデン・ワトル」は、オーストラリアの国花にもなっており、9月1日は春の訪れを祝う「ワトルデー」とされています。

この種がワトルシードと言って、料理に使われます。小さい種で、残念ながら料理に使われてもよく見えませんが、香ばしい味が特徴。パンに練り込んだり、オムレツ、スイーツに使われることが多いです。黒く小さいごまのようなものが入っていたら、それはワトルシードかもしれません。

黄色が鮮やかなワトルの花

日本や欧州ではシルバー・ワトルを「ミモザ」と呼ぶので、その名で知っている人も多く、木の種類から「アカシア」と呼ばれる場合もあり、ワトルという名は意外に知られていないのが残念です。

日本では「ミモザサラダ」と言ってゆで卵の黄身を細かくしてミモザに見立て、サラダの上に散らす料理がありますが、国花の知名度をあげるためにもオーストラリア版ワトル料理を開発してほしいと思う春このごろです。(文:井戸田好美)
オーストラリア度:★★★★
可視度:★
知名度:★★
【店舗情報】
Firedoor Restaurant
23/33 Mary St, Surry Hills, NSW, Australia

公式SNSをフォロー